『ザセカ』8組決定、家族チャーハン解散、『テレビ千鳥』に驚いた……【週刊お笑い雑話】

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。
『ザセカ』8組決定
編集S みんな大好き『THE SECOND』今年もグランプリファイナルに進む8組が決まりました。金属バット、タモンズ、ザ・パンチ、黒帯、シャンプーハット、ヤング、リニア、トット。
新越谷 なんというか、逆にすごいメンバー。
編集S 逆とは?
新越谷 土曜のゴールデンの生放送ですよ。
編集S もちろんそうです。
新越谷 誰がこの8組をキャスティングできるのかという。
編集S どういう意味ですか?
新越谷 いや、そういう意味でしょう。わかってて聞いてるでしょう。
編集S わかりませんよ、なんですか。
新越谷 人が悪いなぁ、じゃあ言いますよ。いいですか?
編集S どうぞ。
新越谷 誰が見るんだよ、これ。
編集S うわぁ。言った。
新越谷 言わせないでよ。
編集S 純然たる客票審査の結果ですから。
新越谷 テレビ的には、ベスト16から金属以外の全部が裏目に出た感じがしますよね。
編集S もうタガが外れてる。言いすぎですよ。
新越谷 ザセカってどっか、ほんわかしてるというか、賞レースのシビアさがないところがいいよね、みたいな風潮ありますけど、審査だけはめちゃくちゃストイックですよね。本当にその日、ウケたほうが上がってくる。結果、地味な方ばかりになっても堂々としてる。
編集S 堂々としてるって何ですか。あと、トットは囲碁将棋より派手でしょう。
新越谷 そう、今回のザセカはトットなんですよ。トット、10年前には確かに、次世代は霜降りかトットかという時期があったんです。この10年、こういうことになってるとは誰も思ってなかった。
編集S 確かにそうですね。2016年にNHKで優勝して、17年には上方漫才大賞新人賞。ここでは霜降り、見取り図、ミキ、尼神とか、そこらへんに勝ってる。
新越谷 因縁の回ですよね。トットに負けたことに納得がいかなかった粗品が打ち上げ中にずっとふてくされてて、ともこ姐さんに怒られて「トットさん先輩やけど、至って真剣に言わせてもらいます。トットさんには負けてない」と言い放ったという。翌年に霜降りはM-1を獲って、それからはもう。
編集S トットも今回で一矢報いることになるか。
新越谷 言ってしまえば、ザセカを獲っても粗品に見向きもされないくらいの差は付いちゃってる。だけど、それもまた漫才師の人生なんだよなと思うんですよね。天下だけに価値があるわけじゃないし、ザセカがあるかないかで、やっぱりそれは全然違うものになる。何しろ、絶対的優勝候補だった囲碁将棋を下して上がってきてるわけですから。
編集S ドラマですよね。来年以降も続いてほしいです。
新越谷 ホントにね、大丈夫なのかな、この8組で。
家族チャーハン解散
編集S 今年も解散が相次いでますが、家族チャーハンも解散だそうですね。まぁ組んだばかりですし、大自然とかよりダメージは少ないですか?
新越谷 いや、でかい。かなり期待していた、家族チャーハン。
編集S おもしろかったですもんね。一昨年M-1準決行って、去年はABCとNHKで決勝進出。いい感じで結果も出してきてた。
新越谷 ちょっと売れ始めたところで大石が休養に入って、ああ、と思ってたんです。
編集S ああ、と。
新越谷 この2人って、過ごしてきた20代の密度が全然違うんですよね。大石はニートだったり、基本的にはゆらゆらと生きてきてて、江頭はゴリゴリの文学座で修行のような日々を送ってきた。そういうギャップがコンビとしてすごく魅力的だったし、お互いの足りない能力を補完し合っていたし、歯車が完全に噛み合ってる気がして、見てて気持ちいいコンビだったんですよ。だから、ああ、高速回転しすぎたかも、と思ってた。わかんないですけどね、あくまで外から見てるだけだから。
編集S そうか、それぞれに売れてない時期は全然ちがう生活でも似たような苦しみを抱えてたけど、売れ始めてからの感じ方には差があったかもしれないですね。コンビって難しいな。
新越谷 ザセカの8組を眺めてると、つくづくそう思うんですよ。
編集S というのは?
新越谷 今回の8組中、リニア以外の7組が同級生コンビですよ。
編集S ああ、ほんとだ。
新越谷 結局、お笑い以外でも見てきた景色が大きく違わないという。16年以上続けることがいいことばかりじゃないとは思うけど、そういうところはあると思うんですよね、やっぱり。家族チャーハン、M-1のファイナルなんかすぐ行くと思ってたし、本人たちもそう思ってたと思うけど、この3年を単なる思い出にしてほしくはないですよね。売れかけた経験があるというのは、芸人人生において財産だと思いますし。
編集S 珍しくすごくいいことを言いますね。
新越谷 言いましたね。
『テレビ千鳥』に驚いた
新越谷 『テレビ千鳥』見てて、おお、と思ったんですけど。
編集S なんでしょう。
新越谷 今回は沖縄ロケだったんですけど、大悟がノブへの嫌がらせとしてロケ車をVOXYにしたんですよね。
編集S VOXY、いい車ですけど。
新越谷 そうなんですけど、ノブはオープンカーで海辺を走りたいという希望を言っていて。大悟はそれを了承したように見せて、VOXYに千鳥とスタッフをギチギチに詰め込んだ。
編集S ギチギチでしたねえ。
新越谷 8人乗りの車に大人の男が8人、機材もたくさんある。本当にギチギチ。
編集S そうでしたね。
新越谷 最後列に千鳥とディレクターが乗ってるわけですけど、2列目も3人乗ってギチギチ。その助手席の後ろの席に、加地さんが座ってるわけです。
編集S ああ、座ってました。ギチギチで。
新越谷 もう60手前ですし、テレ朝では役員待遇だそうじゃないですか。そういう人がギチギチのロケ車に乗って一緒に笑ってるわけですよ。そりゃおもしろくなるよな、と思いました。
編集S はい。
新越谷 はい。
編集S それだけ?
新越谷 えっ?
(文=新越谷ノリヲ)
