バズってるSNSグラビア
高見奈央|ベッドの端で、シャツは秘密を覚える

整えられたベッドの端に腰かけて、
彼女はストライプのシャツを
指先でそっと開いていた。
中にのぞくのは、
淡いグリーンと白のレースブラ。
オフィスにも行けそうな黒のパンツとの取り合わせが、
かえって部屋の私的な空気を
濃くしてしまう。
白いシーツ、
壁のアート、
枕元の静けさ。
どこにでもありそうなホテルか、
あるいは暮らしの途中みたいな部屋。
その平凡さのなかで、
彼女だけがひどく特別だ。
仕事帰りに
ふっとため息をついて、
そのまま一枚脱いだような表情。
疲れているわけではない。
でも、少しだけ守りをほどいた人だけが見せる
やわらかな隙がある。
シャツは本来、
きちんと閉じるためのものだ。
けれど今は逆に、
秘密を隠しきれず
胸元でためらっている。
見せるつもりなどない、
と言いながら、
ほんの少しだけ覗かせてしまうような
曖昧さが愛しい。
部屋の空気は静かで、
エアコンの音すら遠い。
その沈黙のなかで、
彼女の指先だけが
小さな物語を進めていく。
夜はまだ浅い。
けれど心だけは
もう帰れなくなっていた。
<高見奈央Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/08/25 19:00
