バズってるSNSグラビア
木村絵里子|流木の上で、夏は裸足のまま息をしていた

海辺の砂地に流れ着いた白い木の上で、
彼女は黒地に花を散らした小さな水着をまとい、
まぶしい日差しの中に座っていた。
細い肩紐、
陽に透ける肌、
膝を開いてまたがる無防備な姿勢。
潮風は容赦なく頬を撫でるのに、
彼女はまるでそれすら
楽しんでいるみたいに微笑む。
夏の海は、
人の心に隠していたものまで
明るみに出してしまう。
強がりも、ためらいも、
昨夜までの遠慮も、
波の音にまぎれて少しずつ崩れていく。
彼女の視線はやわらかいのに、
こちらの胸の奥だけを
まっすぐ指でなぞるみたいに鋭かった。
流木に預けた両手、
わずかに傾けた首、
ほどけそうな息づかい。
そのどれもが
「ここに来て」と言わないまま呼んでいた。
裸足の夏はいつも短い。
だからこそ、
ひとつの景色が永遠に思えることがある。
もし思い出に名前をつけるなら、
あの午後はきっと
潮の匂いではなく、
彼女の笑わない唇の湿度で
記憶されるべきだと思った。
海は青かった。
でも本当に眩しかったのは、
彼女の前で黙り込んだ
私の恋のほうだった。
<木村絵里子Xグラビア投稿より>

グラビアポエムとは…SNSで話題のグラビア投稿をより多くのユーザーに届けるべく、生成AIによるオリジナルポエムを添えて紹介する記事企画です。ご意見ご感想のほか、削除依頼などはCyzoGraphicまで。
最終更新:2026/09/15 10:00
