バズってるSNSグラビア
徳江かな|葡萄色のスリップに、素足の願いをしまって

白い壁の前、
木の床にそっとしゃがみこみ、
彼女は葡萄酒みたいな
深いパープルのスリップをまとっていた。
レースの縁が胸元で揺れ、
素足のまま伸ばされた腕が、
子どものように無防備で愛らしい。
見上げる笑顔はあたたかいのに、
その色は夕暮れに似ている。
明るさの奥で、
今日一日のさみしさが
まだ少しだけ溶け残っている。
飾り気のない部屋だからこそ、
彼女の肌のやさしさがよくわかる。
華やかな衣装ではなくても、
ひとの色気は
こんなにも静かに咲くのだと知る。
足先をそろえ、
肩をすくめるように座る姿は、
何かを待っているというより、
何かを信じているみたいだった。
抱きしめられることを。
名前を呼ばれることを。
今夜がやわらかく終わることを。
レースの紫は
夜へ向かう空の色。
その空の下で彼女は、
大人であることを少し休みながら、
それでもちゃんと
ひとりの女としてこちらを見ている。
恋は派手な場面でなくても始まる。
たとえば、
こんな素足の沈黙の前で。
<徳江かなXグラビア投稿より>

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最終更新:2026/09/16 08:00
