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「木原事件」重要参考人が初告白、高市首相と靖国、熊本地震――元木昌彦が読む週刊誌

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イメージ画像(写真:Getty Imagesより)


<今週の注目記事>

第1位「木原事件に新展開 重要参考人が初告白『木原誠二・元副長官の妻から前夫の怪死現場に呼び出された』」(「週刊文春」8月13・20日号)

第2位「『A級戦犯合祀に不快感』昭和天皇の肉声を記録した『富田朝彦宮内庁長官』の信念」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第3位「熊本地震 イオンモール爆発 大竹玖瑠美さん(22)遺族が『これは人災です』」(「週刊文春」8月13・20日号)「熊本地震 修羅の人間模様」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第4位「ヒールを履いて国会で座り込み 高市首相が隠したい『新進党イケイケ時代』」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第5位「早大・慶大生の就職先1位『売上1500億円ベイカレント』の正体」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第6位「悠仁さま、愛子さまのご結婚」(「週刊文春」8月13・20日号)

第7位「小室さん一家 消えた『プライベートジェット』帰国」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第8位「結婚式“お祝い動画”は1本5万円 渡部建が明かす『2つの仕事』」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第9位「インバウンド富裕層が殺到する『地方の知られざる名店』」(「週刊新潮」8月13・20日号)

第10位「トランプ関税とイラン戦争に次ぐ世界の危機『スーパーエルニーニョ』とは?」(「ニューズウィーク日本版」Web版08月07日(金)15時00分)

 今週は夏休みの合併号。

 文春が600円、新潮が560円、ポストが620円、現代が600円。しめて2380円。すき家の牛丼も値上がりして並盛480円だが、それでも5回近く食べられる。

 そういえば、少年ジャンプの発行部数が100万部を割ったと報じられた。昔々はジャンプと少年マガジンを合わせて1000万部なんて時もあったな。

 まあ、マンガはコミック化やドラマ化、映画化、キャラクタービジネスで稼げる。紙の雑誌は「おまけ」みたいなものだから、今のところ心配はないだろうが。

 だが、マンガに依存し過ぎている講談社、小学館、集英社は、マンガがコケたら会社がコケる。右肩上がりに来たマンガの売り上げの伸びが止まったともいわれる。

 出版社の未来は限りなく暗いのは間違いない。これから10年、20年後、マンガに代わる売れ筋が見つかるとは思えない。

 出版社を志す若者よ、今一度立ち止まり、よ~く考えたほうがいい。

 話はガラッと変わるが、サンデー毎日で青木理が、しんぶん赤旗日曜版で金平茂紀が絶賛している、熊本日日新聞が7月23日と24日付で報じた“本物のスクープ”を、他のメディアはほとんど報じないのには頭にくる。

 陸上自衛隊中央情報隊の対外情報部門である「現地情報隊」が、国内の大学教授やNPO法人代表ら市民を対象に、「愛国心」「自衛隊に対する感情」といった思想信条だけではなく、「性的嗜好」「異性関係」「家庭環境」「婚姻歴」「身体的特徴」などまで組織的に調査・収集していると、元隊員たちへの取材や関係資料で分かったと報じたのだ。

 熊本日日新聞は、こうした国内での情報収集活動について「明確な法的根拠がない」と報じている。一方、防衛省は防衛省設置法を根拠に挙げ、適法との立場を示している。

 公安警察をウオッチしてきた青木にいわせると、同様の活動を全国で行ってきていたから、自衛隊もそれに倣ったので、「こうした活動に手を染めるのは治安機関とか情報機関、あるいは軍事組織なるものの本性」だという。

 だが、こうしたことを、事実を持って裏付けし、内部文書まで入手する取材は困難を極めたに違いないと、青木は推察する。

 取材チームの植木泰士記者は、

「政府は新たに『国家情報局』を設け、自衛隊などが収集した情報は今後は同局に集約される」「政府がインテリジェンス機能の強化を急ぐ今、情報機関を民主的に統制するための議論が急務と言える」

 と書いている。

 これからは、SNSに載せたコメントも収集されて分析され、「要注意人物」とみなされれば、尾行、盗聴までされる恐れもある。

 平和ボケしている暇はない。高市首相を含めた自民党政権は、着々と国民を選別し、政府に盾突く人間をあぶり出し、戦前のように難癖をつけて逮捕、拘留する“制度”をつくり、完成させる直前まで来ている。

 政府にべったりのNHK。ろくな政権批判もできない民放テレビ。自信を失って、遠慮しながら政権批判をする大手新聞社。週刊誌も文春を除いては、政権のスキャンダルには熱心ではない。

 こうして「過ちを繰り返す」のが日本人なのだろう。嗚呼!

 気を取り直して、最初はニューズウィーク日本版から。

 クリスティーナ・ルー (フォーリン・ポリシー誌記者)がこう警告する。

《今、世界経済に影を落としているのは、中東情勢によるエネルギー価格の高騰や地政学的な混乱だけではない。世界では既にエルニーニョが始まっているのだ。

 エルニーニョは、赤道付近の太平洋の海面水温が平年より高い状態が続く自然現象である。大量の熱が大気へ放出され、世界各地で降水量や気温が変化し、干ばつや豪雨などの異常気象を引き起こす。

 ありふれた自然現象に思えるかもしれないが、影響は極めて深刻だ。過去のエルニーニョは世界経済に少なくとも数百億ドル、推計によっては数兆ドル規模の損失をもたらし、世界で数千万人が影響を受けたとみられる。

 しかも今回は、観測史上最も強力なエルニーニョの1つになると予測されている。世界では2015年から観測史上最も暑い11年間が続いており、各国政府は警戒を強めている」

 今年はフランスのパリで40度を超す猛暑日が連続発生した。

 私は何度かパリへ行っている。最初は今から半世紀も前だった。日本では5月の連休中だったが、パリのエッフェル塔を見に行った時、雪が降ってきて驚いたことがあった。

 それが40度を超す暑さで、町の美観からエアコンの室外機を外に置けないパリっ子は、慌てて室内用のクーラーを買ったというニュースを見たが、異常気象はパリの美観を変えることになるのだろう。

《今年のエルニーニョは勢力を強めており、冬にかけてピークを迎える見通しだ。米海洋大気局(NOAA)は、その勢力が4段階評価で最高の「非常に強い」レベルに達すると予測している。

 NASAの食料安全保障・農業プログラム「NASAハーベスト」に参加している米メリーランド大学のブライアン・バーカー上級研究専門員によれば、この規模のエルニーニョは過去に4回しか発生していない。直近は2015~16年で、雨期を迎えるはずだったアフリカ南部とインドは深刻な干ばつに見舞われ、南米では各地で壊滅的な洪水が発生。多くの農家が生計を脅かされ、地域社会にも重い負担がのしかかった。》

 クリスティーナ・ルーは、1997~98年のスーパーエルニーニョに匹敵する規模になれば、経済的損失は約6860億ドルに達するだろうとし、国際社会と各国の政策担当者が今すぐ行動を起こさなければ、損失は今後5年間で3兆1000億ドルに膨らむと考えられると警告する。

《ただし、エルニーニョは降水量を増やす地域もあれば、別の地域では農作物の収量を押し下げるため、世界全体としては、地域ごとの農作物の収量の増減がある程度、相殺される傾向が見られる。》

 とはいえ、楽観は許されない。

 米ピーターソン国際経済研究所(PIIE)のカレン・ヘンドリックス上級研究員はこう警告する。

《今回のエルニーニョは最悪のタイミングで到来している。各国はドナルド・トランプ米政権の関税政策と中東の戦争が重なった経済的打撃への対応に追われ、気候変動がもたらす新たな危機に手が回らない恐れがある。

「エネルギー価格の高騰や軍事費の増大への対応を迫られれば、新たな衝撃に備える財政余力がさらに削られてしまう」》

 もはや「異常気象」ではない。日本でも毎年気温は上昇し、作物に大きなダメージを与えている。

 異常気象を加速させている中国やアメリカを巻き込み、温暖化対策を30年以上早めて、取り組む必要があるはずだ。

 このままいけば、世界は核兵器ではなく温暖化によって滅びかねない。

 次は新潮から。金持ちインバウンドが行く「知られざる、否、彼らにはよく知られた地方の名店」を紹介している。

 ガストロノミーツーリズム(Gastronomy Tourism)とは、その土地の気候風土が生んだ食材、伝統、歴史、調理法などによって育まれた「食」を楽しみ、その背景にある食文化に触れることを目的とした観光スタイルのことだそうだ。

 食べるなら東京や京都の名店でいいと思うのだが、彼らは、そうではないという。

 例えば、三重県の伊勢志摩国立公園の間崎島にある店「SUSHI YUTAKA ZEN」に行くには、まず名古屋から約2時間かけて賢島へ向かう。そこから定期船で10分揺られ、ようやく着く。

 その店は1日1組限定。完全予約制のランチは一人150万円。ここがこれほど高いのはヘリコプターのチャーター代が140万円かかるからだそうだが、それにしてもそれだけの費用をかけても食べに来るインバウンドがいるのだ。

 富山県南砺市利賀村の「L‘evo(レボォ)」というレストランは宿泊施設を持つが、1日3組限定だから宿の予約を取るのが大変だそうだ。

 人口400人の村にあり、富山駅から車で1時間半かかる細い山道を行くそうだが、そこに1000人ものインバウンドが訪れるそうだ。

 北海道・帯広市のとかち帯広空港から車で1時間、寂しい海に面したところにある「ELEZO ESPRIT(エレゾ・エスプリ)」はジビエを食べさせるそうだ。

 三重県JR熊野市駅前には、お手軽価格の名居酒屋「食堂あお」がある。沖縄の今帰仁村にはフランス料理「6SIX(シス)」や那覇市には「島cuisine あーすん」などの名店があるという。

 私などは聞いたことが一度もない店がほとんどだ、貧乏インバウンドは浅草や銀座へ行き、金持ちインバウンドは旅費と時間をかけて一食何百万のランチに舌鼓を打つ。

 インバウンドにも「格差」があるのは当然だが、ここまでとは……。出るのはため息ばかりである。

 さて、渡部建というタレントを憶えておいでか? 複数の女性と多目的トイレで行為に及んでいたことを文春にばらされて、テレビ界から消えた男である。妻は女優の佐々木希。

 テレビ復帰はまだ叶わないが、結婚式のスピーチや企業向けの講演に引っ張りだこだと新潮が報じている。

 ある時、友人の新郎から声をかけられ、恐る恐る披露宴に出ていき、スピーチを述べたら、

「会場の皆が笑ってくれたんです。僕は結婚する二人に幸せになってほしいから、当たり前のことを話しただけで。でも“オマエが言うな”って……」

 そりゃそうだが、他の面識のないカップルの披露宴でスピーチすると、大いに盛り上がり、最後は温かい雰囲気に包まれたそうである。

 渡部は、

「お笑いと同じ構造です。僕が冒頭で不祥事には触れずに“夫婦円満の秘訣は隠し事をしないこと”なんて言う。これがボケに相当するんです。そして笑っていただいた後、新郎新婦やご家族の素敵なエピソードを真摯に紹介します」

 そのうち、1本、2分で5万円の「お祝い動画」を制作するようになり、多い月で30~40本もの注文があるという。

 そうしている時、ある会社から研修の依頼を受け、コミュニケーション術などを披露したら評判になり、今では月3回ぐらい講演しているそうだ。

 テレビへの復帰はまだ果たせていないが、今度出る時は、お笑い芸人ではなくコミュニケーション学の先生として出られるかもしれない。

 さて、この国では愛子天皇待望論を潰した高市・麻生への“怨嗟の声”が日に日に高まりを見せているが、とっくの昔にアメリカへ逃避行した小室圭と眞子さんには、子どもが生まれ、子育てに忙しい日々を送り、そんな騒ぎには無縁だと思われている。

 だが、新潮によれば、小室夫妻は昨春に1児をもうけ、現在は家族三人でコネチカット州に暮らしているが、最近、こんな動きがあったというのである。

《夫妻が渡米したのは2021年11月。最近では週末に自宅でホームパーティーを開くなど、間もなく5年を迎える米国生活は落ち着いてきたかに見えるのだが、夫妻の動静を知る事情通は、こう明かすのだ。

「最近、小室さん夫婦がひそかに帰国するプランが持ち上がり、実際に時期や手段などが検討されていたのです」

 この事情通が続ける。

「お子さんが生まれてしばらくたってからご夫婦は、三人で帰国することを考え始めていました。とりわけ小室さんが積極的だったとも聞いています。お子さんが1歳を過ぎ、そろそろ飛行機にも乗れそうだとなった今春以降、計画は具体化していったのです」

 とはいえ、移動に際してはいや応なく人目についてしまう夫婦である。

「そこで、以前からご夫婦をバックアップしてきた人たちの間から『プライベートジェットを利用してはどうですか』といった案が出ました。中には、実際にその手配を引き受けようとした人もいたといいます」(同)》

 プライベートジェットとはスケールがすごい。いったいいくらするのか?

 新潮によれば、日本からプライベートジェットでニューヨークまで往復する場合、「ANAビジネスジェット」のホームページによれば、13人乗り大型機を3日間利用で約6000万円から。また「JALビジネスアビエーション」では、同じく13人乗りで片道23万ドル(約3600万円)からとされている。

 いずれにせよ、定期便のファーストクラスなど比べものにならない桁外れの価格である。

 いったい誰がこのカネを負担するのだろう?

 しかし、当然といえば当然だが、先の事情通によれば、

「こうした帰国案が内々に日本側、つまり宮内庁の関係者にも伝わったのですが、先方に難色を示されてしまった。その理由は、日本滞在中の三人のお世話をどうするのか、というものでした。一般人の家族とはいえ、眞子さんは次代のお世継ぎの姉でもあり、滞在中の無用なトラブルは絶対に避けねばならない。秋篠宮家に関係のある民間人も含めて検討がなされたのですが、今回はお世話が可能な人物、そして手段が見当たらなかったというのです」

 このようにして「極秘帰国計画」は、いったん水泡に帰したというのである。立ち消えになったとはいえ、気になるのは、誰が帰国の手配を支援しようとしたのかだが?

 新潮は、以前から名前の挙がっている鶏卵大手「イセ食品」の元会長、ノーベル物理学賞受賞者の眞鍋淑郎と信子夫人、鉄板焼き「BENIHANA」の青木恵子などがいるそうだが、これだけのカネをポーンと出せる人間はいないようだ。

 第一、なぜ、普通の飛行機ではダメなのか?

 私にはその理由が分からない。

 まあ、小室圭が熱心だったというから、秋篠宮夫妻に目通りして、アメリカでの「信用」を強めたいという思いが強いのだろうが、そういう考え方を秋篠宮は一番嫌う。

 まあ、まだまだ機は熟せずというところだろう。

 眞子さんの妹の佳子さんは、今回の皇室典範改悪で、結婚も難しくなり、皇室を出ていくことさえ狭き門になりつつある。

 姉は妹に、何かいい考えを授けたりしているのだろうか?

 また、愛子さんの婿探しはさらに難しくなり、学習院の子どもの頃からの友人も候補に挙がっていると週刊誌は報じているが、様々な障壁を考えると、それでも愛子さんと結婚しようと決断できる男性はいるのだろうか?

 文春も愛子さんと幼い頃からの友人であるAに注目している。

《七月十五日から二十四日にかけての那須でのご静養中、注目される場面があった。天皇皇后両陛下と一緒に訪れた那須どうぶつ王国で、幼馴染のAさんに、満面の笑みを浮かべる写真が「女性自身」に報じられたのだ。一体、彼はどんな人物なのか。

「Aさんは、愛子さまと学習院幼稚園以来のご学友です。国内最大手の造船企業の創業者一族で、父親はグループ会社の社長を務めている。母親同士の仲が良く、以前から那須でのご静養に招かれていました。愛子さまが不規則登校を余儀なくされた時期も、家族ぐるみで一緒に登山するなど“心の支え”になっていたようです」(学習院関係者)

 初等科時代のAさんはメガネをかけ、“のび太君似”とも言われていたが、

「学習院中を卒業後、名門私立大の系列高を経て、そのまま大学に進学。現在はメガバンクのグループ会社に所属し、M&A関連業務に従事しています。見た目も小学生時代とは打って変わり、磯村勇斗似のイケメンになった。マリンスポーツで体を鍛え上げ、身長は百八十センチ超。筋トレ上級者の間で有名なスポーツジムに通ったり、ボルダリングやゴルフにハマっているようです」(同前)

 愛子さまと共通の趣味もあるようだ。

「2人とも野球観戦や犬が好き。Aさんの趣味は海外旅行ですが、愛子さまも今後、海外公務が増えていくことが予想される。しかも、Aさんは恋人募集中を公言していました」(同前)

 那須の地で愛子さまを弾けるような笑顔にさせたAさん。本人に話を聞いた。

――愛子さまと仲がいい?

「まぁ、そうっすね」

――大切な幼馴染の1人?

「そうっすね。そんなに普段あんまり会う機会もないですからね」

 はにかみながら、そう応じるのだった。

「Aさんとは“友達関係”のようですが、こうした家柄や経歴であれば各所から歓迎されるはず。今後は信頼できるお付き合いの中から、両陛下の想いも踏まえ、ご結婚相手を選ばれるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)》

 悠仁さんのほうはどうか。秋篠宮は大学時代に紀子さんと知り合い結婚したが、「大学時代に結婚相手を見つけないと、結婚は難しい」と漏らしたことがあった。

 その点、筑波大学には多くの女性がいるし、部活にも女性がいるそうだから、結婚相手を見つける可能性はあるかもしれない。

 だが、その女性には、「男の子を産まなくてはいけないという凄まじいプレッシャーがかかる」ことは想像に難くない。

 そう考えると、結婚相手を見つけるのは、これまた大変かもしれない。

 拙速に皇室典範を改悪した高市首相と麻生太郎副総裁の2人の“罪”は、2人の行く末をますます暗くしてしまったと思わざるを得ない。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/08/11 13:00