CYZO ONLINE > 芸能の記事一覧 >  SMAPタブー化の背景にあるメディアの罪
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第807回】

なぜSMAPは“タブー”になったのか? メディアが触れたくない「自らの罪」

  • X(Twitter)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

なぜSMAPは“タブー”になったのか? メディアが触れたくない「自らの罪」の画像1
木村拓哉(写真:Getty Imagesより)

 性加害問題発覚以降、脱退や解散が繰り返された旧ジャニーズだが、これまで脱退者が出なかったWEST.の藤井流星と小瀧望が2人同時にグループを脱退することが発表された。2人はSTARTO社に所属したまま芸能活動を続けるらしい。7人のメンバーのうち4人が結婚、残りは交際報道があるなど“アイドル”としての方向性の違いも大きいらしい。さまざまな意味で旧ジャニーズの解体は続いていく。

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第807回(8/27〜9/1発売号より)
1位「『SMAPはタブーじゃない』木村拓哉 中居への応援メッセージ」(「女性セブン」9月10日号)
2位「小室哲哉『KEIKOを祝福』もglobe再始動の難題」(「女性セブン」9月10日号)
3位「りくりゅう『禁断愛と嫉妬心』2500日の葛藤超えて」(「女性セブン」9月10日号)
※ 「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

木村拓哉、中居正広へのエールとSMAP愛

 2016年のSMAP解散騒動以降、袂を分かち不仲とされてきた木村拓哉と中居正広。だが8月18日の中居の誕生日に、木村がインスタグラムに中居のメンバーカラーの青い文字がプリントされたTシャツを着た写真を投稿したことが“木村から中居への応援エール”だとファンの間で話題となっているらしい。

 「セブン」記事では、この木村のインスタ・エールをとっかかりに木村のSMAP愛に言及していく。2020年ソロライブで『夜空ノムコウ』や『らいおんハート』などSMAPの代表曲を熱唱した木村、今年8月リリースの木村の新アルバムに収録された『セロリ』のカバー曲、そして今年だけでなく昨年の中居の誕生日に“青空に右手を差し出した”写真をインスタに投稿した木村、そしてまた今年も――。加えて木村は、最近になって中居を気にかけるような言葉を知人にするようにもなったという。

 こうした数々のエピソードを並べた上で、こうした木村の行動は “SMAPはタブーじゃない”というメッセージであり、意思表示だと解説するのだ。確かにSMAP解散以来、さまざまなタブーが渦巻き生まれていったのは事実だ。

 強大な力を持ったジャニーズ事務所から脱退を画策し、新しい地図を作り独立した香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛と育ての親のマネージャー。対して事務所に忠誠を近い残留を表明し“裏切り者”とまで言われた木村。そして双方の関係をバランス良くつなごうとした中居。

 そんな中、独立した新しい地図は主要メディアから干され、のちに公正取引委員会から事務所に対して注意がなされるという事態も発生する。そしてジャニーズ事務所を支えたジャニー喜多川・メリー喜多川姉弟の逝去とともにジャニー喜多川氏の性加害問題が表面化、帝国といわれたジャニーズは解体された。さらに中居もまた、後を追うように性加害問題で芸能界を去った。

SMAPをタブー化したメディア

 こうした流れの中で、SMAPというかつて存在した国民的グループの存在もまたタブー化していった。中居以外のメンバーたちは現在でも多くのメディアで活躍しているにもかかわらず、だ。

 「セブン」記事には、そんな“SMAPのタブー化”についてこんな解説が。

「中居さんの引退以降、メディアの“SMAPタブー化”が一層進んでいる印象です。昭和や平成の音楽を振り返る番組もありますが、SMAPの曲はほとんどフィーチャーされません。まるでグループの存在自体がタブー視されているような雰囲気が漂っています」(芸能関係者のコメント)

 まさに本質をついた解説だ。SMAP解散騒動は、当時メディアに絶大なる“力”や“権力”を行使したジャニーズの象徴的な事件だった。ジャニーズの女帝といわれたメリー喜多川氏の鶴の一声で出現した“後継者をめぐる権力闘争”。それがSMAP独立騒動につながっていくのだが、しかしジャニーズの機嫌を損ねることを心底嫌うメディアは、その本質を報じることなくジャニーズの御用媒体に徹した。それはのちに発覚するジャニー喜多川氏の性加害についても同様だった。

 ジャニーズをめぐるさまざまな重大問題を長年にわたって見て見ぬ振りをしてタブー化していったのは、メディアに他ならない。そして現在、メディアはこうした自身の問題にあえて触れたくはないのだろう。タブーの源泉にあるひとつ、SMAPという存在をスルーすることで自身の罪の意識に蓋をする。まあ、「セブン」も、そんなメディアの代表格だったけどね。

小室哲哉、元妻KEIKOの誕生日に祝福のメッセージのワケ

 かつて一世を風靡した小室哲哉。そんな小室が落ちぶれて久しいが、globeのボーカルであり元妻KEIKOの誕生日にインスタで祝福のメッセージを投稿した。しかも英文で「私たちはいつも連絡を取り合っている」とも綴っているらしい。

 「女性セブン」はこのような小室の動向を紹介した上で、globeの再始動について考察しているが、そもそも「連絡を取り合っている」という小室の言葉は本当なのか? 大いに疑問だ。

 というのもこの元夫婦、2011年に妻のKEIKOがくも膜下出血で倒れ、2018年には夫の小室の浮気疑惑が報じられて2021年には離婚が成立したが、現在に至るまでKEIKOは小室に不信感を抱き続けてきたとメディアなどでは報じられてきたからだ。その論拠は、小室がうそつきだということ。

 2018年、小室は自身の浮気疑惑報道を受け、引退会見を行ったが“KEIKOが音楽に興味を失った”“小4ぐらいのドリルをしている”などと妻の現状を語っていたが、のちにこれは嘘だと判明、妻を貶めるような発言は大いに批判された。さらに「騒動のけじめとして引退を決意」などと引退会見しながら、それを平然と撤回。またKEIKO関連以外でも2008年には楽曲の権利をめぐり5億円詐欺の容疑で有罪判決が下されている。

 「セブン」も「連絡を取り合っていると言ったのは少し大げさ」「直接話すことはまだできていない」「ファンに対するリップサービス」と小室の言葉を全面的には信用していない様子で、こんな知人のコメントを掲載していた。

「世間ではKEIKOさんに寄り添うマーク(パンサー)さんばかりがクローズアップされていることに焦りもあるのでしょう」

 だから元妻を利用した!? 相変わらずのようで。

りくりゅう、ほほえましい愛の物語

 りくりゅうの結婚までの物語がほほえましい。ペア結成当時、三浦瑠来は高校に通う17歳。そのため木原龍一は“色眼鏡で見られてはいけない”と緊張感を漂わせた。その後も周囲からの羨望と嫉妬の眼差しは演技に影響を与えかなない。そのため、見られ方には細心の注意を払ってきたという2人。

 そんな2人の交際開始は2022年夏ころだという。そして愛が深まるにつれ成績も右肩上がりに! 素晴らしい愛の物語だった。

神林広恵

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に”『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

神林広恵
最終更新:2026/09/01 21:00