バズってるSNSグラビア
瀬戸なちか|花園のなかで、雪は舌を出す

壁いっぱいの花に囲まれて、
彼女はまるで季節を間違えて咲いた
氷の妖精みたいだった。
青みがかった長い髪。
白いふわふわのヘッドドレス。
同じく白いファーの手元。
そして、光を受けてやわらかく艶めく
シルバーに近い淡いビキニ。
花園にいるのに、
彼女はどこか雪の気配をまとっている。
その不思議さが、
視線をいっそう離れなくさせた。
少し舌をのぞかせた表情は、
無邪気にも見えるし、
挑発にも見える。
どちらにせよ、
こちらの理性には優しくない。
可憐な花たちの色と、
彼女のひんやりした美しさ。
ふたつの異なる季節が
一枚の景色のなかで溶け合って、
現実より少し甘い夢をつくっている。
もしこの花園にルールがあるなら、
きっと「見つめすぎてはいけない」
というものだろう。
でも無理だ。
こんなふうに美しい生きものが
真正面からこちらを見ているのだから。
雪のようで、花のようで、
でも最後にはちゃんと人肌の熱を感じさせる。
その矛盾こそが、
彼女を幻想にしない理由だった。
夢みたいなのに、
ちゃんと恋してしまう。
<瀬戸なちかXグラビア投稿より>

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最終更新:2026/10/30 21:00
