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美輪明宏さんを悼む、椎名林檎×成田悠輔、高市首相“サナエトークン”疑惑――週刊誌が映す日本の現在地

美輪明宏さんを悼む、椎名林檎×成田悠輔、高市首相“サナエトークン”疑惑――週刊誌が映す日本の現在地の画像1
美輪明宏(写真/Getty Imagesより)

<今週の注目記事>
1「橋本愛(30)が号泣した佐藤二朗(57)の『爆弾ハラスメント』」(「週刊文春」7月9日号)
2「自民税調は大混乱 高市首相に盾突く憤激の小渕優子」(「週刊新潮」7月9日号)
3「天皇が高市首相旧宮家養子案に異例のご懸念を示された」(「週刊文春」7月9日号)
4「スクープ 1枚2000円、ネットオークションでは2万円超えの公式グッズ『サナエタオル地元有権者に無償配布』で高市首相に公選法違反疑惑」(「週刊ポスト」7月17日号)
5「現物入手 高市事務所がダマされた疑惑の首謀者とトランプ大統領親密写真」(「週刊現代」7月20日号)
6「美輪明宏 文春記者に開陳した『不倫論』『薔薇とヨイトマケの人生』」(「週刊文春」7月9日号)
7「東京23区『新築マンション』は平均1億6000万円 気が遠くなる『50年住宅ローン』の吉凶」(「週刊新潮」7月9日号)
8「安倍元首相銃撃4年 辞職した元奈良県警本部長(54)は今何してる?」(「週刊新潮」7月9日号)
9「中国人『偽装結婚』驚くべき実態」(「週刊新潮」7月9日号)
10「“森友改ざん”佐川宣寿が名門企業2社に天下りしていた」(「週刊文春」7月9日号)
11「日本公演『60周年』記念対談 高嶋弘之×新田和長『ビートルズ』熱狂の舞台裏」(「週刊新潮」7月9日号)
12『私はマゾ』メールで逮捕 経産省『キャリア官僚(53)』が浅はか過ぎた」(「週刊新潮」7月9日号)
13「スクープ 椎名林檎(47)×成田悠輔(40)『親密デート&密会現場』撮った」(「FRIDAY」7月17・24日号)

 今週の文春がおかしい。

 あれだけ熱心に連続追及してきた高市首相陣営の中傷動画問題を“パタッ”と今週は止めてしまった。

 週明けから、この問題を含めて、高市首相の対応が焦点になり、会期末までに残されている皇室典範改正、議員定数削減、食品の消費税減税などの重要法案が審議され、成立するかどうかの瀬戸際である。

 中でも、答弁が二転三転した「高市首相の公設第一秘書の木下剛志」と起業家・松井健との「他候補を中傷する動画作成問題」は、野党が責めやすい問題だった。

 それが白熱するであろう今週の国会に、新しいネタはなくとも、これまでの疑惑を総ざらいするなど、やり方はあるはずだ。

 それが不思議なことに消えてしまっているのだ。

 松井がつくったという中傷動画などの中に、あるべきはずのない時期を外した写真が紛れ込み、それを週刊現代に指摘されたため、文春と松井を取材した共同通信が、松井から提供された動画や写真を削除したり、一時停止にした。

 これまで松井の言葉を鵜呑みにしてきた文春。松井が提供した動画だけではなく、松井の「告白」の中に何か大きな矛盾点やウソが見つかったのではないのか。

 もしそうだとすると、文春砲の真実性を根本から揺るがす「誤報」になるかもしれない。

 文春は逃げないで、誌面で堂々と事実を述べるべきである。

 また、今週の記事でも、オヤと首を傾げる記事がある。俳優・佐藤二朗のセクハラ報道である。これは後で触れるが、文春らしくない報道である。

 さて、早速いこう。

 FRIDAYによると、椎名林檎(47)が成田悠輔(40)が親密だそうである。

 成田は東京大学卒業後、アメリカマサチューセッツ工科大学で博士号を取得し、アメリカのイェール大学の准教授を務める気鋭の経済学者で起業家。取り合わせが面白い。

 5月下旬、2人は都内のジャズライブレストランを訪れたあと、親密な様子で歩き、ホテルへ向かったというのである。

 5月下旬の夜7時半頃、都内にあるジャズライブレストラン『ブルーノート東京』から一組の男女が姿を現したという。丸みのあるミニボブヘアに毛先をクルリとさせた外巻きスタイル。マスクから覗くクリッとした目元が特徴的なこの女性は、“国民的アーティスト”の椎名林檎。

 そんな椎名が寄り添っていたのは、スラリとしたスタイルのメガネをかけた男性。彼は“令和のカリスマ経済学者”と称される成田悠輔(40)だというのだ。

 この日、ブルーノート東京では数々のグラミー賞に輝く人気トランペッター・アルトゥーロ・サンドバル(76)が最新アルバム『SANGÚ』を携えて8年ぶりの来日公演を開催していたそうだ。

 ライブが終わると、予約していたハイヤーに乗り込む。彼女の自宅マンション前で停車し、そのまま連れ立って建物内へと入っていったというのである。

 成田は昨年12月発売の月刊『文藝春秋』の『成田悠輔の聞かれちゃいけない話』で椎名と対談。もともと椎名のファンだったそうである。

 二人がマンション内に消えてから約1時間が経った夜9時過ぎ。成田はミニキャリーケースを転がしながら再び現れた。憧れの人と過ごした時間を噛みしめるかのように、夜風に当たりながらゆっくりと帰路についたという。

 その後もFRIDAYは2人のデートを目撃し、シティホテルへ入っていったのを目撃している。

 ここで問題があるという。椎名は現在映像ディレクターと事実婚関係にあり、彼女のバックバンドでギタリストを務めていた元夫(享年49)との子どもを含めて3児の母だという。

 成田のほうも、別居婚ではあるが既婚者だという。すなわちW不倫。

 さて、この男と女、どういう道を進んでいくのだろう。

 お次は、経産省のキャリア官僚・伊藤正雄(53)が、仕事で知り合って好意を持った女性への嫌がらせに、性的な関係を求める出会い系サイトに「私はマゾ」と書いて送り、名誉毀損の疑いで警視庁人身安全対策課に逮捕されたというバカバカしいお話。

 問い合わせのあった相手に「女性の本名と実際の写真、電話番号」まで載せたメールを50回も送ったというのだ。

 この伊藤という男、神奈川県川崎市のマンガ喫茶のパソコンから送信していたそうだが、防犯カメラで突き止められたという。浅はかというしかない。

 この男、1996年に当時の通産省に入ったが、目立つタイプではなく、こつこつ仕事をやるタイプだったという。

 今年1月から、来春、神奈川県横浜市で開催される「2027年国際園芸博覧会」協会に広報・プロモーション統括長として派遣されていたが、「先が見えて、やる気をなくし、次第におかしくなったのでは」(和歌山県時代に伊藤を知る人物)

 だが、他にやることがあるだろうに。

 ところで、ビートルズが来日したのは1966年6月29日だから、私が21歳の時か。

 まあ、ギャーギャー騒いでいたのは女性ばかりで、私は、喧噪ばかりで彼らの声の聞こえないテレビをボーッと見ていた記憶がある。

 当時、「君といつまでも」がヒットしていた加山雄三が、東芝音工の手引きでヒルトンホテルにいるビートルズに会ったというのは、後から新聞で知った。

 私が好きだったのは「ミッシェル」や「イエスタデイ」だった。

 来日の舞台裏を東芝音楽工業にいた高嶋弘之とやはり東芝の新田和長が話し合っている。

 その裏話より、私は編集者だから、こんなエピソードのほうにへ~と思った。

 高嶋が「 I Want To Hold Your Hand」を「抱きしめたい」というタイトルにしたことだ。

 私の好きなインストゥルメンタルグループ「シャドウズ」の「Spring Is Nearly Here」のタイトルを「春がいっぱい」とした。

 やはりビートルズの「Norwegian Wood」を「ノルウェーの森」にした。このタイトルがなければ村上春樹の『ノルウェイの森』(講談社)は書かれなかったかもしれない。

 映画には原題よりも日本名の優れたタイトルがたくさんある。『巴里祭』などはその最たるものだろう。『慕情』『俺たちに明日はない』『愛と青春の旅だち』『麗しのサブリナ』などなど挙げればきりがない。

 昔は新潮のタイトルをわれわれ編集者は手本にした時期があった。今は、新潮にその面影はない。残念だ。

 お次は文春から。

 部下を追い込んで自殺させても、自分はのうのうと天下りして人生を謳歌している。

 そんな“人非人”のような人間が、この世の中にはいるものだが、森友文書改ざんを命じた元財務省理財局長の佐川宣寿もその一人ではないか。

 その功で国税庁長官に栄進したが、近畿財務局の赤木俊夫が改ざんを苦にして自殺しても、一度も会見せず、国会の証人喚問では証言拒否を50回繰り返した。

 その後、国税庁長官を辞めると鹿児島市にある新日本科学というバイオ企業の顧問に就任したという。

 ここは自民党への献金を繰り返している企業だから、佐川を引き取ったということであろう。

 文春によれば、今年に入りさらに老舗の名門企業2社の役員に就任しているという。

 カセットコンロやガスボンベで知られる「岩谷産業」の社外取締役。

 創業100年近くで、連結売上高は9000億円超、グループ会社は200社を超えるという。その100%子会社「岩谷瓦斯」のウェブサイトを見ると、役員欄に佐川の名があるそうだ。

 佐川について問い合わせると、親会社の岩谷産業からこのような返事があったという。

「同氏の経験・専門性、独立性等を確認したうえで、企業価値向上に貢献いただけるものと考え、選任したものです」と回答したというが、就任の経緯は明らかにしなかった。

 もう1社はやはり大阪市に本社を置く「信和ホールディングス」。創業130年を超える建設や不動産などのグループ企業で、賃貸マンション建設に強みがあり、連結売上高は1000億円を超えるという。

 法人登記を確認すると、今年4月に取締役に就任しているそうだ。

 あれだけ世を騒がし、自殺者まで出したスキャンダルの「主人公」なのに、企業側はイメージダウンになると考えないのだろうか?

 まあ、そんなことを考えるより、彼を受け入れることで財務省や国税庁に恩を売り、便宜を図ってもらう方がよほど実利があると考えてのことだろう。

 こういうケースでいつも思うことだが、本人はいいとして、子どもたちは肩身の狭い思いをして暮らしているのではないか。

 家族のことを考えたら、早く、改ざんの事実を自ら認め、赤木さんの墓参りでもしたらどうか? そうすれば心身ともに軽くなると思うのだが。

 お次は新潮から。

 5分前に出会ったばかりの20代半ばの中国人女性は、筆者(ライターの奥窪優木)に突然、

「本気で結婚する気あるんですか?」

 そう問い質したという。中国のチャットアプリ「WeChat」のコミュニティで募集されていた「日中お見合いパーティー」での出来事だそうだ。20歳近くも年上の中年男性に、結婚の意思を確認する彼女には、ある目論見があったというのである。

「4年前に留学で来日して、語学学校を出た後に中国系企業に就職したけど、いつかは独立して貿易業をやろうとお金を貯めていた。でも去年から、経営・管理ビザの資本金要件が3000万円以上になった。そんな大金、用意するのにあと何年かかるか。だったら日本人と結婚したほうが早いと思って……」(新潮QUE〈7月3日〉より)

 その背景には、こういうことがある。

「2025年10月、政府は経営・管理ビザの許可基準を変更。資本金の要件が従来の500万円から3000万円へと引き上げられたほか、関連分野の修士・博士・専門職学位、または3年以上の実務経験など、新たな要件も追加された。以降、同ビザの新規申請件数は月間平均で96%減となるなど、すでに大きな影響が出ている。既存のビザ保有者には最長3年間の経過措置が設けられているが、飲食店など小規模ビジネス経営者にとっては、資本金を3000万円にまで増額することができなければ、閉業・帰国が避けられない情勢だ」(同)

 それだけではない。

「さらに今年5月29日には『改正入管難民法』が成立し、これまで6000円だった在留資格の変更許可や在留期間の更新許可の申請手数料が最大10万円に、1万円だった永住許可の申請手数料は最大30万円へと大幅に引き上げられた」(同)

 外国人にとって日本在留のハードルが高くなり、一部の外国人の間、特に中国人の中には、日本人との結婚によって在留資格を得ようとする動きがあるようだというのである。

 昨年10月の厳格化以降、経営・管理ビザの申請は激減したが、代わりに増えてきたのが配偶者ビザの申請で、日本人か永住許可を持つ外国人と結婚するケースだという。

 要は、配偶者ビザが必要なので、実際に結婚して夫婦生活を営むわけではない。

 そうした紹介業者の紹介料は80万円。男性側に年間80万円を渡す。帰化か永住権を取得したら離婚するという。

 男のほうは小遣いになるし、同居する必要もないらしい。

 蛇の道は蛇。どんなに資本金を上げようと、更新許可の申請料手数料を上げようと、抜け道はいくらでもあり、モグラ叩きにならざるを得ない。

 政府は、こうした実態を調べて、有効な手段を講じなくては、日本へ入ってくる外国人、特に中国人の数を減らすことはできない。

 だが、そこまで厳しくすると、有能な人材を逃してしまうことになるかもしれない。

 もう一度制度を見直したほうがいいのではないか。

 ところで、安倍晋三元首相が凶弾に倒れたのは2022年7月8日。あれから4年が経とうとしている。

 白昼、元首相が狙撃されるという不手際で、当時の奈良県警本部長だった鬼塚友章(54)は責任を取って辞職した。致し方なかろう。

 就任してわずか3カ月余りだった。

 イフは禁物だが、無事定年まで勤め上げたら、その後は多くの企業の顧問に就くなどして、いい人生を送れたのに。

 再就職したのは64年前に大阪市で創業した不動産会社「HESTA大倉」で、会長室室長をまかされたそうだ。

 その後社長にもなり、代表取締役にもなったが、今年3月にその座を退いているというのである。

 昨年末に体調を崩し、少し休もうとなったと、彼の後任になったヤクルト、巨人などで活躍した広澤克実(64)が話している。

 狙撃犯の山上徹也被告の裁判が始まって以来、「山上は犯人じゃない」などという誹謗中傷が酷くなってきたという。

「私のような汚い野次を浴びて生きてきたスポーツ選手とは違い、エリートの鬼塚さんには応えていたのかもしれません」(広澤)

 厚顔無恥な佐川宣寿のような心臓を持っていればな……。

 さて、地価の上昇が止まらない。

 東京などのマンションは、2021年には6260万円だったが25年には9282万円、そして今年5月には1億660万円とうなぎ上り。

 東京23区では1億6286万円と過去2番目に高い平均価格をつけた。

 要因に、「円安」「「資材の高騰」「鉄筋コンクリートを手掛ける建設技能労働者の人件費の高騰」などがある。

 もはや、パワーカップルといわれる夫婦共稼ぎで裕福な人たちでさえも、手を出しにくい金額になってしまっているのだ。

 私が会社勤めをしている時も、マンションや一戸建てを買う時は、20年、30年ローンが当たり前だったが、今では50年ローンというものがあるというのだから驚く。

「フラット50」という商品もそれである。地方銀行やネット銀行が積極的に始めているそうだ。

 住宅金融支援機構の26年1月の調査によると、35年以上の長期ローンを組んだ利用者は全体で23.4%に上るそうだ。

 30歳で家を買って50年ローンを組むと、返し終わるのは80歳か。ローンのことが頭から離れることはないのだろうな。

 メーカーに勤める小林さん(仮名)は妻と子供2人の四人家族。世帯収入は約1100万円。5000万円の中古マンションを50年ローンで組んだという。

 月々の返済は約11万円で、返済が家計の重荷になっているとは感じない。

 なぜ50年ローンにしたのか?

「幾通りものシミュレーションを行った結果、35年ではなく50年にして、浮いたお金を運用したほうが圧倒的におトクだと判断したからです。(中略)

 借入額は約5000万円。50年ローンの場合、金利が35年ローンよりも0.15%ほど上乗せになることを加味して、年利1.15%で計算します。まず、35年の場合は月々の返済額は約14万円になる。先ほども言ったように50年の場合は約11万円ですから、金額差は3万円です」

 その差額の3万円をインデックス投資で運用すると、年利5%で35年間積み立て運用すると、その資産は約2200万円にまで膨らむという。そうすれば35年ローンよりも1500万円もお得になるというのだ。

 だが、不動産下落、株価大幅安のバブル崩壊、リーマンショックなど、これまでいくつもの悲劇を体験してきた私にとって、そううまく事が運ぶとは思えない。

 昔から「借りたものは早く返せ」というのが鉄則である。政府や銀行の口車に乗せられて、どれだけ酷いことが起きたが、歴史に学ぶべきであろう。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/07/07 11:00